/
ある聖人の
「女性こそ、平和主義者」
という言葉を聞いたとき、
私は思わずうなずいた。
出産の痛みは想像を絶するという。
にもかかわらず、女性はその痛みを
与えてくれた子どもを慈しみ、愛する。
平和とは、母の心
そのものではないだろうか。
私たちが世界のニュースで目にする「平和」は、
条約や外交など、大きな話ばかりだ。
けれど、本当に大切なのは、
もっと小さな、暮らしの中にあるはず。
女性は日常の中で愛を体験している。
子どもを優しく包み込み、家族を支え、
時に傷ついた心をそっと癒す。
その無言の働きは、
誰かを打ち負かすことなく、
誰かと勝敗を競うこともなく、
ただ静かに穏やかに愛を育てている。
母は、痛みを知っている。
だからこそ、
他者の痛みにも敏感になれる。
母は、傷を負った子どもの
小さな背中を撫でながら、
自分の内側にも
同じ痛みを感じるのだろう。
それでも、「大丈夫」と微笑み、
そっと手を差し出す。
その姿には、丸くて大きな強さがある。
戦わずして守り、
責めることなく導く。
それが、母の力であり、
平和の本質ではないだろうか。
争いのない世界を願うのなら、
私たちはもっと母の心に
立ちかえるべきかもしれない。
大きな声で語られる正義よりも、
小さな声でささやかれる優しさのほうが、
きっと、心を動かす力を持っている。
平和は、遠い世界の話ではない。
毎日の暮らしの中にある、
ささやかな思いやり。
その積み重ねこそが、
静かに、けれど確実に、
世界を変えていく
力になると思う。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
ご感想やご質問があれば、お気軽にコメントしてください。
これからもよろしくお願いします。
関連記事『わたしのまま、生きる』も合わせてご覧ください。
キーワード:#生きる #わたし #人生
📺 YouTube連動でさらに広がる「心めぐり日和」
ブログと連動する形で、 心にやさしいナレーション動画も公開中です。
文章とはまた違った温もりを感じていただけると思います。
📺YouTubeはこちら
https://www.youtube.com/@kokoromeguribiyori
Spotifyはこちら https://creators.spotify.com/pod/show/hhrcfsiuii
コメント